NPO法人 ESD協会
Japan ESD Association
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JEAとは

 静電気による不思議な現象は、人類が現在のような文化的な生活を営む以前にも、当時の科学では理解できないような現象として、あるいは、劇的な静電気現象としての雷による火災や感電等の恐怖の対象として存在していました。しかし、そのような現象は、天災として避けられないものと考えることが多く、実際の人類の障害として静電気を制御・管理しようとするようになったのは、身近に火薬等の着火・爆発の危険のあるものを使用するようになった中世のヨーロッパからだと言われています。そして、産業革命時代になると、静電気は紙の製造や印刷技術、その他原始的なオートメーションラインで、製造障害の原因として問題視されるようになってきました。この頃になると、現在の静電気管理技術でもなじみのある加湿や摩擦帯電の抑制等の他に接地や、アイオニゼーションの技術も取り入れられ始めました。
1960年代からは、半導体素子等を使用した電子装置類が様々な分野で使用され始め、それに伴い静電気の障害は、半導体の破壊や劣化、誤動作の形状でより身近なものとなってきました。そして、1970年代の後半になると電子部品類の軽量・小型化が顕著になり、それにつれて静電気障害に対する敏感性も著しく大きくなってきました。その為、米国、英国等では、システム化された静電気障害対策、いわゆるESD管理方法の必要性が認識されるようになりました。
静電気管理の為に使用する資材は、いわゆるESDに対策をした資材、静電気管理用の包装資材、リストストラップなど接地の為の器具、などの他、アイオナイザー等の特殊な機器類、表面抵抗や体積抵抗、減衰時間、帯電電圧、電荷量等の各静電気管理用の指標を測定する為の測定機器類があります。
 このように、静電気管理用製品は、この20年の間に大きく変化してきました。それは、部品類の敏感性の増大や要求特性の変化等、購入側の問題を解決する為ということの他に、静電気管理を取り巻く環境の変化により研究、開発が、進んだことも指摘できると思います。そして、このような問題は、静電気に敏感な部品類の種類が変わると再び発生しています。つまり、現在でもまだ管理技術は変化しているのです。
(以上、“静電気管理入門”、工業調査会、P.2?P.6より、要約、引用) 
こうした状況の中、私たちは、「特定非営利活動法人ESD協会」を設立し、ESDが引き起こす様々な現象について、ESD問題解決の一助を担うことを目指したいと考えました。
そこで、ESDの諸問題を多くの人々に知ってもらうため、ホームページ開設を中心とした普及啓発事業、そして多様化するESDの諸問題について、情報提供事業及び調査研究事業を行い、ESDの諸問題に関する情報を広く一般に提供し、問題解決の一助を目指したいと考えています。またESDの諸問題をより一層理解してもらうため、実践的な試みとして、ESDに関する研修又はセミナーの開催事業及びESDに関する出版物を発行事業を行い、またESDの諸問題の対策に関し、資材・製品等のデーターベースの提供を行うことにより、ESDの諸問題の社会的認知度を向上させ、最新のESD管理技術を維持し、社会からの信頼を勝ち取ることを目指したいと考えています。
つまり、このような活動を通して、私たちはESD管理技術の向上及び効率化にに寄与し社会に貢献することを目的とし、大いにその実現を願っています。
以上のような活動を実施するに先立ち、既に多くの方々のご理解とご協力を受けているため、この活動意識を統一するには、法人化をすることが急務であり、またESD管理技術の向上及び効率化に寄与し社会に貢献することという活動趣旨から考えましても、営利を目的とする団体ではありませんので、まさに特定非営利活動法人の設立が望ましいと考えています。